トイレの後に流す前に便を見る習慣があるか?
「見るよ、当然だろ」
「見ない! 気持ち悪い」
人の便には、体の秘密が隠されています。特殊な便の外観やにおいは、ある疾患の情報を示唆していることがあります。便秘や腹泻などの慢性の腸疾患のある人にとって、この情報はとても重要です。彼らは自分の排便の状況と習慣を記録し、消化管の健康状態を追跡する必要があります。
便の形状と分類には様々な種類があり、医学ではブリストル便形状分類がよく用いられ、便は7つのタイプに分類されます。腸疾患の患者が毎日自分の排便時間、便の形状を観察して記録するのは、非常に面倒な作業です。
このように複雑な記録作業に対し、人工知能(AI)が人の顔を認識できるようになったのだから、AIに人の便も認識させることができないかと考える人がいます。ニューヨークの腸の健康企業Auggiは、このようなAI便認識ソフト「Auggi」を開発しています。AuggiはAIに人の便を記録・分析させ、腸の健康管理を支援することを目指しています。
Auggi社は、MITの研究者と協力してAIを訓練しています。研究者は約3万個のプラスティシンの糞便モデルを作成し、実生活の便を模したデータを用意しました。そのため、3Dプリンターで小さなトイレを印刷し、糞便モデルをそこに置いて、AIに認識させているそうです。現在、AIの認識精度はほぼ100%に達しているとのことです。
モデルの認識ができるからといって、AIが人の実際の便を正確に判断できるとは限りません。そこでAuggi社は、微生物健康企業と協力して、#giveashitキャンペーンを開始しました。彼らは10万枚の人の便の写真を集め、まず gastro専門医が分析し、その結果をデータベースに記録することを目指しています。このデータベースでAIを訓練し、人の便を正確に認識できるようにするのです。さらにAuggi社は、完成した便画像データベースをオープンソースのツールとして公開し、研究者の腸疾患研究に役立てるつもりだそうです。
スマートフォンのブラウザのアドレスバーに「seed.com/poop/」を入力すると、糞便の写真を募集する活動ページにアクセスできます。まず最初に、以下のような画面が表示されます：
英文が読まれず、この淡い黄色と紫色の爽やかなカラーリングだけを見ると、おそらく誰もそれが糞便の写真を収集しているウェブサイトであることを推測することは難しいでしょう。ウェブサイト上で、開発者は糞便画像データベースを構築中であり、「データベースを使用してAIをトレーニングし、腸の健康を管理する未来を変えることを目指している」と述べ、皆さんに協力を呼びかけています。
ページを下にスクロールすると、次に、写真をアップロードする手順を3つの段落で紹介した表が表示されます：便を取る—写真を撮る—匿名で写真をアップロードする。
中央には糞便とカメラの絵文字があり、画像だけで操作手順を大まかに理解することができます。ページの下部には、次のように書かれています：”この瞬間、世界中で7,900万人が排便中です。紫色のボタンの”I accept the DARE”をクリックすると、システムは電子メールアドレスと排便のおおよその時間を入力するように促します。入力が完了すると、写真を撮影またはアップロードすることができます。
すぐに写真を提供できない場合、ウェブサイトは別の選択肢を提供しています：”指定された時間にあなたに電子メールを送信”して、排便の写真を撮るようにリマインダーを送信します。写真がウェブサイトにアップロードされると、システムは写真と投稿者の電子メールアドレス、投稿者の身元情報を識別できるデータを分離し、寄贈者のプライバシーを保護します。
皆さんに自分の写真をアップロードしてもらうために、限定版の周辺商品も販売しています。写真をアップロードするだけで、Tシャツ、帽子、鉛筆、トイレットペーパーなどを手に入れるチャンスがあります。
この収集活動は、現時点ではスマートフォンを使用して写真をアップロードすることしかサポートしていません。コンピュータで活動ページにログインしようとすると、ページには「最もよい携帯電話でブラウジングしてください」と書かれています。
なぜこのようにするのか、開発者は次のように説明しています：”ラップトップをトイレに持って行くのはおかしいですからね！”
ソフトウェアの開発者はまた、誰かが糞便の写真を提供してくれるだけでも非常に喜んでおり、複数の異なる糞便の写真を何度もアップロードしてくれる人は、さらに感謝しています。なぜなら、収集される写真が多ければ多いほど、AIはより正確にトレーニングされるからです。
では、一緒に写真をアップロードしてみることはいかがでしょうか？
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